ダニがいるのか調べる方法と駆除する方法
ダニに刺されて痒い時は家の中に本当にダニがいるのか、それ以外の虫に刺されているのかあるいはアトピー性皮膚炎なのか調べる必要があります。
その時に必要になるのはダニがどのぐらいいるのか調べることです。
ダニの調べ方
ダニをしてあげるのは結構大変なことでまず、掃除機を使って家の中のチリを集めます。 1平方メートルに20秒くらいのゆっくりとした掃除機をかけてゴミを集めます。 そしてダニより密度の高い液体に入れてゴミを沈めてダニを浮かせます。
置いてきたダニを通しの上に取り上げて顕微鏡でひとつひとつチェックしていきます。 ダニが多い所は一箇所で1万匹以上も見つかることがあり非常に手間のかかる作業です。 家の中のゴミからは大量のダニが見つかります。
時には100種類以上の台が見つかることもあります。 しかしその中のダニの多くはコナヒョウダニとヤケヒョウダニという二つの種類のダニでこのダニが8割を超えるといわれています。
家にいるダニの種類
ツメダニ・ケナガコナダニ・イエダニ・ササラダニのダニが多く見られます。
ツメダニは0.1cmと少し大きい形ですが、それ以外は非常に小さく顕微鏡を使わないと見ることができません。 実はダニがいるの日本だけではありません。
アメリカ・ヨーロッパ・南米などでもダニは見つかります。 ですが、日本のダニの数は飛び抜けて多いということはわかっています。
ある研究ではゴミ1Gあたりのダニの量が日本は1000匹を超えていてアメリカヨーロッパは10匹程度つまり100倍近い差があることが分かります。
北アメリカはコナヒョウダニの量が多いですが、ヨーロッパではヤケヒョウダニの種類が多いです。 日本はどちらもたくさん住んでいます。 自分より小さいダニを食べて生息している誰もいます。
コナヒョウダニヤケヒョウダニはそれなりに捕食されます。 コナヒョウダニヤケヒョウダニが増えるとツメダニがこれらを食べて繁殖するのでツメダニの量が増えます。
ツメダニが増えるとツメダニが人間を刺す回数が増えダニ刺されの被害が多くなります。
また人体に寄生はしないが、糞や脱皮殻、個体の死骸等が皮膚炎や気管支炎等のアレルギー性疾患を引き起こす元(アレルゲン)になることがある。さらにこのダニ類を捕食するツメダニ類が繁殖し、偶発的に人体を刺す皮膚炎も発生している。
参考:wikipedia
ダニを駆除する具体的な方法
それではダニを減らすにはどうしたらいいのでしょうか。 ダニを駆除する方法は大きく分けて二つあります。
それは殺してしまう方法と繁殖を抑制する方法です。
殺す方法というのは熱処理をしたり殺虫剤で駆除したり発生源の除去を行うものです。
繁殖を抑制する方法は掃除や洗濯日光で乾燥させるなどの方法や室内環境の改善、生活環境の改善建築様式を変更するなどの方法です。
個人でできるものとできないものがありますが、できるものからやっていけばOKです。 まず一番最初にアレルギー患者がいる家庭で行う大切なことはゴミを対策することです。
ゴミ(ハウスダスト)の量を減らすことが大切
ゴミの量を減らすことが大切です。
ここにはたくさんのダニの死骸や糞アレルゲンの含まれています。
それは掃除してなるべく減らさなければなりません。
具体的に畳を絨毯を掃除機で吸い取ったり畳を熱処理したり梅雨明けは畳を押したり大掃除をするなどのことです。 さらに徹底的にダニを駆除をしたければフローリングを優先し、絨毯を剥がしたり畳を辞めるといったことも検討しなければなりません。
絨毯を敷き詰めた床をフローリングに変更することでダニが70%以上減ることが分かっています。 日常的にできる比較的簡単な方法としては布団干し、掃除機かけがあります。 布団干すことで布団の中を乾燥させダニを住みにくくします。
実は布団干しても布団の中はせいぜい40分ぐらいでしかならず、太陽光ではダニは死にません。
ですが、布団が乾燥することでダニは住み心地が悪くなり大量繁殖ができなくなります。 なんと日向に干しただけでダニが生息できないぐらい必要が下がってしまうことがわかります。 二日、三日程度布団を丸干しにすれば非常にダニは住み心地が悪くなります。
布団のダニの捕り方
布団のダニを駆除する方法としてはそれ以外に
- 布団乾燥機を使う
- 丸洗いする
- 古い布団は捨てる
- 新しい布団に買い換える
- 高密度繊維でできているカバーを使う
- 掃除機を使う
- 除湿器を使う
といった方法が考えられます。 つまり温度というよりは湿度が重要だということがわかります。
ダニ捕りマットを使うというのもいい方法です。 ダニ捕りマットについてはこちらが詳しいです。
参考になるサイト⇒ダニ捕りマットはこちら